2015年5月の発売から1年以上が経過した人気TPS対戦アクション『スプラトゥーン』。これまで幾度ものアプデを重ね、ゲームがより面白くなるよう任天堂も工夫してきてくれたが、実は無料アップデートは2016年の1月に終了する予定だった。それが2016年夏まで延長されることになり、それに伴いフェスも2016年の7月にラストフェスが開催された。では、今後のアップデートはどうなるのだろうか? これまでのアプデを振り返りつつ、考察してみたい。
これまでは、最初のアプデで「ガチマッチ」追加、以降ブキ「パブロ」追加、ステージ「モズク農園」追加などで順調にブキやステージが追加された。
また、「メイン・サブウェポン」や「ギアパワー」の上方・下方修正などのバランス調整(スプラトゥーン【アプデ】ver.2.8.0詳細内容公開!)も行われ、任天堂の細かい気配りを感じた。
本原稿執筆時で最新のアプデは9月14日に配信された「Ver2.12.0」。「対戦に関する問題の修正」でガチヤグラ内部にスプリンクラーが設置できてしまう問題を修正。また、モズク農園において全ルールで、相手のスタート地点付近の高台に侵入できてしまう問題を修正している。
今後のアプデについてはユーザーから様々な予想が生まれているが、その中で「有料アプデ」というものがある。スプラトゥーンはオフラインで一人でやるものではなく、オンラインでみんなでプレイするものなので、任天堂は売ったらそれでお終いではなく、ゲームの運営としての役割を持つので、有料でのアプデは続けられるだろうという観測だ。
サーバーを保守するだけではなく、「ステージ」や「ブキ」を有料アプデによるダウンロード可能にすれば新しい収益も生まれるのでユーザーも任天堂もWinWinの関係になる。
元々は、任天堂スタッフが「“無料”アップデートは2016年夏まで」と発言したことが有料化という噂の根源になっている。また、多くのユーザーがまだ『スプラトゥーン』をメインで楽しんでいるということもあり、ユーザーの願望が噂になって現れたとも言える。
2016年に入ってからも月1回のペースで無料アプデは行われてきた。公式が無料アプデは2016年夏までと発言したことから、9月のアプデが最後になる可能性はある。しかし、現在第2回「スプラトゥーン甲子園」の全国予選を行うなど、まだまだゲームは盛り上がっている。公式Twitterの更新もまめで、このまま無料アプデが無くなるような雰囲気ではないことは確かだ。
アプデの終了、そしてラストフェスの開催という2つのキーワードから1つの仮説を立てることができる。それは、来年2017年の3月に発売される任天堂の新ハード「NX」に合わせたローンチタイトルとして『スプラトゥーン2』が出るのではということ。
『スプラトゥーン』は売上げが芳しくなかったWii Uを復活させたというほどの売れ行きだったので、これから任天堂がキラーコンテンツとして育て上げたいという願望を持っていると思われる。
それならば、肝いりで発売される「NX」に合わせるというのが自然な流れだ。ひとまず『スプラトゥーン』の無料アプデを終わらせて、ユーザーの熱狂をほどほどにしておいて、来年3月の『スプラトゥーン2』で人気再爆発を狙う任天堂の狙いが透けて見えるのはゲームベース編集部だけだろうか?
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