ファイアーエンブレムシリーズの生みの親・加賀昭三氏が有志15名ほどと開発していた同人SRPG『ヴェスタリアサーガ』の無料配信が9月5日からスタートしている。
本作は、ゲームクリエイター加賀昭三氏がSRPG制作ツール「SRPG Studio」を使って開発。当初、公式ホームページでは9月21日配信開始とされていたが、前倒しされて5日に公開となった。
公開前から加賀昭三氏は、「これは趣味の同人活動」「商業目的でもありません」「寄付などは辞退しています」「商業関連のお申し出はアフィリエイト等も含めて辞退しています」などと発信し、本作が氏とその仲間達の完全な趣味による作品であることを宣言している。
しかし、それでもやはりFEシリーズの加賀氏が携わった作品。ターン制バトルやキャラの育て方を間違えると後半詰むという難易度の高さに、『ファイアーエンブレム』を重ねるファンは多い。
本作は二部構成の前半部分にあたる。伏線は残るものの前半として物語は完結する。では、気になる後半部分は?となるが、氏は「続編制作は未定です。意欲はありますが多分無理です」としている。
しかし、もし多くの人がダウンロードして続編を望む声が無視できないほど大きくなったら? 商業ベースで採算の見込みがでたら? その時は改めて続編の構想が練られることになると思われる。
ともあれ、日本最高レベルのゲームクリエイターの作品を無料で楽しめる喜びを噛みしめたい。
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(画像は公式サイトより)
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