ゲームコントローラーとWindows10を搭載したAndroidスマートフォン「Portable Gaming System」(PGS)がキックスターターで人気を集めている。
用意されているのは、上位版「PGS Hardcore」260ドル〜と廉価版「PGS Lite」230ドル〜。
本機はスライド式のディスプレイとコントローラーを備え、PCゲームを手軽にプレイできるスマホ。プロセッサはクアッドコアIntel Atom X7を採用し、GPUはIntel HD Graphics 600MHz 16-core、メモリは最大8GB(DDR3)、ストレージは128GB(SSD)。
なお、Surface3にPGSと同じチップセットを搭載してのテストでは、「Dark Souls 2」(27-33FPS)や「Devil May Cry」(24-30FPS)などでスムーズに動作することを確認済みとしている。
上部のメインディスプレイの解像度は、「PGS Hardcore」が5.7インチQHDの解像度2560×1440。パネルは視野角が広いIPSを採用、ゲームをするにも、動画を見るにも両方に適している。アップグレードとしてHDディスプレイに変更することもできる。
下部ディスプレイはタッチパッドとして使えるほか、仮想キーボード、セカンドデスクトップとして利用することも出来る。
コントローラーはABXYボタンや十字キ―、ジョイスティックなどを備え、多くのゲームコントローラーとの互換性があるという。
ゲーミングコンピューターとしての用途以外にも、Androidスマホとして3G/LTEに対応し、通話やアプリ使用、データ通信が可能になっている。
既に目標金額の10万ドルはクリアして、原稿執筆時は約36万ドルを突破している「PGS」。50万ドルに達するとワイヤレス充電にも対応するとのことで、出資者は2017年3月の発売が待ち遠しい。
(画像は公式サイトより)
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