中国でセガのゲームコンテンツ販売を手がけるAtGamesは、据え置き型「SEGA Mega Drive Classic Game Console」とポータブル「SEGA Mega Drive Ultimate Portable Game Player」の2種類の小型メガドライブをソニック25周年記念商品として10月から販売開始する。
両機共にすでに発売中の「Sega Genesis Classic Console」「Sega Genesis Ultimate Portable Game Player online ecopack」(各59.99ドル)とスペックは同じになる模様だが、これがくせ者。ソフトは80本が内蔵され任天堂の手乗りファミコン「NES Classic Edition」(NES)の30本を凌駕するように見えるが、「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」「ファンタシースター2」「ゴールデンアックス」などセガのタイトルは40本で、後の40本はミニゲームに毛の生えたようなAtGamesオリジナルゲームになる。
「Sega Genesis Classic Console」
「Sega Genesis Ultimate Portable Game Player online ecopack」
NESと決定的に異なるのは、据え置き型はROMカートリッジ、ポータブルはSDカードを使って(ROMイメージを使用)、手持ちのソフトを遊べる点。
エミュレーターが不完全、オートセーブ非対応、サウンドが劣化、映像出力が前時代的なコンポジット信号、赤外線式無線コントローラーの角度調整が必要など、多くの弱点を抱えていることが分かっている。
価格については発表されていないが、現行モデルと同等だとすると6000円程度になると見られる。
品質の悪さが目立ってしまうが、ソニックなど40本のソフトが遊べるのは魅力的。音や画質などにこだわらなければ、十分遊べるレベルのゲーム機ではある。
(画像は公式サイトより)
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