大富豪というトランプを使ったゲームは、時に大貧民とも呼ばれゲームが終了するたびに順位がつけられ、下の順位に位置するプレイヤーは上の順位のプレイヤーに強いカードを献上しなくてはならない、というルールからこの名前が付きました。
通常、小さい数字のカードの後に大きな数字のカードを出すことでゲームが進行します。ですので、数字の大きさはおおむねそのカードの強さと同義であると言うことができます。
しかし、ここで革命、というルールがそれを逆転させます。通常数字の中では２が最も強く、３が最も弱い、というルールですがここではその力関係が逆転します。つまり、３が最も強いカードとなり、２が最も弱くなるということです。
では、その革命の種類と革命の起こし方それぞれを見ていきましょう。
まず、一般に革命と呼ばれているのは同じ数字のカードを4枚出す場合です。スペード、ハート、クラブ、ダイヤの4枚ですが、一枚はジョーカーで代用することができます。これが一般的な革命ですので、前述のとおり、３が最も強い数になります。
他にもローカルルールではありますが階段革命なるものを採用する場合があります。
階段とは連続した同じマークのカードを３枚出す技なのですが、これが4枚になると階段革命となり数字の力関係が逆転します。ある程度の人数で大富豪をプレーしている場合、ほとんど階段が出せることはありません。
ですので階段革命は通常の革命同様に出しにくい手役であることは間違いないでしょう。
そして、力関係が純粋に逆転しない革命、というのもローカルルールにはあります。
それが絶対革命と呼ばれる手役で、同じ数字のカード4枚に加えてジョーカーの計5枚を出す手役です。
この場合、絶対革命を起こしたカードが最強になります。例を挙げれば、４で革命を行った場合、４が最も強く次いで３・２・Ａの順に弱くなっていきます。最弱は５になります。
各革命ごとの強さとは定義しづらいものですが、この絶対革命下では通常の革命が無効化されてしまうので一応最強の革命ということができるでしょう。