本当に大富豪が強い人は、暗記力に長け、心理戦を制す、といった人です。
相手が何のカードを出したか暗記して何が出て来るかを予測し、時にはエサを撒いて相手が持つ強いカードを吐き出させ、その上で自分が勝つ、といったやり方をする人がおよそ最強の類と言うことができるとは思いますが、マネはそう簡単にできません。
ですので、誰にでもできる大富豪における基本の戦い方を考えてみましょう。
まず、どのような形で上がるかを考えます。強い人の特徴は途中のイレギュラーへの対応は適当にしておいて、最後の上がりの形までいかに持っていくか、ということを考えます。
この場合は確実に周りが後続のカードを出せない、流さざるを得ないカードと最後の最後で出すカードの2つでしょう。
流さざるを得ないカード、とはジョーカーや2であったり、ローカルルールによっては存在する強制流しの8であったりします。
勝つためのコツ・出し方はいかにこのカードを温存しながら弱い、あるいは中途半端な数のカードを切っていくかということに尽きるでしょう。
複数枚を一気に出すと相手も複数枚出すことを強いられるために有効であるとか、カードのマークを限定する縛り、なる状況に自分から持ち込むことができれば流した後自分から順を始められる可能性がグッと上がるためこういった状況に持ち込むことが第一歩となります。
一応、そうそう革命が起こらないことを前提としてカードを切っていくなら7以下のカードを優先して切り、それらのカードに対抗できる9以上のカードを切って8や2、ジョーカーで切って最後に出して終わり、というのが一番美しい勝ち方でしょう。
革命を意識して3をいつまでも手の中に持っているのも一枚なら悪く無いかもしれません。
大富豪には最強上がり禁止、あるいは流し上がり禁止というルールがあり、通常2、8、ジョーカーでは上がれず革命時は3、ジョーカーでは上がれないため、終盤に出すカードの順序は少し気を使わなくてはならないかもしれません。