スクウェア・エニックスのスマホアプリRPG『星のドラゴンクエスト』に“重大な不具合”が発生し、現在長期メンテナンスに入っている。
事の発端は5月10日の夜7時頃。手持ちのジェムが誰でも10000ジェムになる不具合が発生。この10000ジェムで10連ガチャを引き、アプリを再起動するとまた10000ジェムが手に入り、約24分の間は無限にガチャを回せる状態になっていた。また、お知らせの一覧にも不具合が発生し、公式は“想定しない現象”と発表。
運営は、19時24分から緊急メンテナンスを実施。その後、不具合発生前の状態へのロールバックを決定したが、「膨大なお客様のデータを対応」ということでメンテナンスは継続され、完了は5月13日中を目指すとしている。
不具合の原因は、サーバーに残っていた開発テスト用の「ジェム10000個保有」という設定が全ユーザーに適用されたためとしている。
不具合と長期メンテナンスへのお詫びとして、“相応”のジェムをメンテナンス終了時に配布するとしている。しかし、ふくびきで入手したアイテムは、補填の対応はされない。また、メンテナンス中に開催予定だったイベントやふくびきなどについては、イベント期間延長や追加開催などが実施される。
不具合期間中にジェムを購入したユーザーについては、「購入が正常に確認できている」ため、メンテナンス後に購入した文のジェムを加算するという。
また、放送中のTVCMは放送を中止し、CM放送記念の「メタキンのCMのカギ」をメンテ終了後に1個配布する。
今年の3月には、アイテム進化型ガチャがあまりにも多額の課金が必要だとして、システム改善を求めるユーザー有志による約1100名の署名が消費者庁に陳情書として提出されたばかり。しかもめでたいドラクエ30周年の5月27日を目前にしての炎上問題とあり、今後の運営には真摯な対応が求められる。
（画像は公式サイトより）
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