スクウェア・エニックスは16日、7月9日に全国劇場で公開開始されたフルCG映画『キングスグレイブ ファイナルファンタジーXV』について、冒頭12分間の映像をYouTubeで特別公開した。
映画の冒頭シーン公開というと、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」の6分38秒に及ぶ宇宙での作戦行動を思い浮かべる人も多いと思うが、『キングスグレイブ FFXV』はそのほぼ倍となる12分もの本編映像を公開している。
11月29日に発売が延期になってしまったPS4ソフト『ファイナルファンタジー XV』。映画はその前日譚であり、主人公ニックスはゲームの主人公ノクティス王子の父レギス国王を守る王の剣のメンバーである。
世界では野心をもって領土を広げる軍事大国ニフルハイム帝国と魔法文明の国ルシスが対峙していた。クリスタルの力に守られたルシスの王都インソムニアに対しては帝国の科学力も無力であったが、ルシス国王レギスと息子ノクティスが訪れたテネブラエを帝国軍が急襲。幼きノクティスとゲームのヒロイン・ルナフレーナは離ればなれになるなど、大きな遺恨を残す。
↑ノクティスとルナフレーナ
帝国の脅威に対して、レギス王は自らの魔法を貸し与えて戦わせる移民の部隊「王の剣」を設立し、戦場に立たせる。場面は、モンスターと飛行兵器が押し寄せるルシスの防衛拠点。繰り広げられる戦いは壮絶なものだった。
キングスグレイブの世界観が凝縮された戦闘シーンは圧巻。姿を消し瞬間転移する魔法やロボットの兵隊、ベヒーモスなどのモンスター部隊、複数の魔道士の詠唱による巨大魔法、そして絶望的な力を振るう巨大モンスターなど、ファンタジーの世界の魅力に強力に引き込まれる。
↑疾走するベヒーモス
↑巨大な魔法
↑絶望しかない超巨大モンスター
戦闘中に仲間を助けるために命令違反を犯したニックスはとがめられ、移送される。彼が送られた先で迎える結末とは。。。
2001年公開の映画『ファイナルファンタジー』とは異なり、周囲からは好意的な意見が聞かれる本作。本編であるゲームの発売が延期された今、映画を見てFF15の奥深い世界観をしっかりと頭に焼き付けておくのが正しいFFファンのあり方であろう。
なお、『キングスグレイブ FFXV』のデジタル版は8月30日にPlayStation Video、ニコニコ動画、DMM.com、Amazonビデオなどで有料配信されることも発表されている。
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(画像は公式動画より)
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