ポケモンGOの配信がスタートした直後は、普段ポケモンをやらない人もみんな夢中になってポケモンを探し、テレビの報道などでもポケモンGOを話題にしない日はないほどの社会現象となっていました。
そんなポケモンGOがもたらした効果やメリット、デメリットなどをまとめてみました。
ポケモンGOの経済効果については「ポケノミクス」という言葉が生まれるほどすさまじいものです。
まずポケモンGOを配信しているアップル社や関連企業の任天堂、ポケストップとジムで提携しているマクドナルドなどではポケモンGOの影響による収益のプラスが見込まれています。
また、スマホのバッテリーや電池の売り上げ、ガラケーからスマホへの切り替えなど、携帯業界への影響も少なくありません。特にモバイルバッテリーの売り上げは品薄状態が続くほどとの事です。
ポケモンGOは高額な課金アイテムやお金を入れ続けれるガチャなどがないゲームですが、ポケモンGOの周辺には良いも悪いも「ポケノミクス」の恩恵に預かろうとする経済の流れが生まれているようです。
人気が過熱してしまうものには、同じようにデメリットも多く取り扱われます。
歩きスマホはポケモンGO以前からも問題視されていましたが、画面を見続けての作業を要するポケモンGOではそれが顕著に表れ、歩きスマホによる事故や犯罪などが目立つようになりました。
さらに車を運転しながらポケモンGOをする人も現れ、交通事故に発展してしまった例もあります。
また、マップを利用した位置情報ゲームという特性が仇となり、普段立ち入ってはいけない場所や、所有者があずかり知らぬところでポケモンの巣になっている場所があったりと、トラブルが絶えませんでした。
夢中になってしまうがゆえの弊害でしたが、いったんブームが落ち着くと問題も減少してきました。
しかしひとたびレアポケモンの巣が発見されると、人が大挙してしまい近所への騒音や、ゴミ捨てなどのマナーの悪さが浮き彫りになってしまいます。
ユーザーひとりひとりがマナーを意識しなければデメリットが改善されることは難しいでしょう。
ポケモンGOがもたらすのはデメリットばかりではありません。
ポケモンGOを始めてから歩く距離が増えてダイエット効果が出た人や、健康になった人、ポケモンGOで普段交流ない人と交流できるようになった、家族と会話が増えたなどいいこともあるようです。
ポケストップを問題視してポケモンGOユーザーお断りの寺社仏閣がある反面、集客を狙ってポケモンGOユーザーを歓迎する寺社仏閣も存在します。
また、東日本大震災の津波で流されてしまったランドマークをマップ上に記してポケストップとし、「記憶遺産」として遺そうという運動もあります。
鳥取砂丘では知事が率先してポケストップを増やし、鳥取砂丘への集客に利用しています。
このように地方創生の一環としてポケモンGOの活用を視野に入れている自治体も多く、今後に期待できます。
何かと話題になるポケモンGOは、それだけ影響力も強いという事なのでしょう。
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