コナミから9月15日に発売された『ウイニングイレブン2017』(ウイイレ2017)とElectronic Artsから9月29日に発売される『FIFA17』。いわずとしれたサッカーゲームの2大タイトルだが、最新作のできはどうなのだろうか? ゲームの内容を比較してみて、どちらが“買い”なのか考えてみたい。
ウイイレ2017は、「コントロールリアリティ」を掲げた最新作。ボールのトラップやボレーで蹴った時の選手の体重移動、裏を狙った飛び出しなど、スムーズでなめらかな動きになっている。また、戦術のパリエーションも増えて、CPUの動きもかなり良い。
FIFAも動きのモーションのバリエーションが増え、高精度スルーパスや低弾道シュート、守備の技・シールドなどの新要素も全く違和感を感じない出来ではある。
これまではグラフィックはFIFAが勝っている感じであったが、本作では好みの差になるほど同等になっている。芝のキメ細かさ、光の表現など、かなり厳密に比べればFIFAに軍配が上がる。
ただ、FIFAに収録されているガンバ大阪の遠藤選手の顔グラが全く似ていないと話題になったように、固有フェイスの再現度ではウイイレ2017の勝ちだろうか。
↑FIFAの遠藤
↑FIFAのルーニー。こちらの頭髪の再現度は高い
ウイイレはバルセロナ・ドルトムント・アーセナル・リバプールなどのライセンスを取得したものの、Jリーグやブンデスリーガが含まれていない。(AFC参加のFC東京・ガンバ大阪・サンフレッチェ広島・浦和レッドダイアモンズはあり)
一方、FIFAを開発するEAはJリーグと提携、J1の18チームが収録される。日本のコナミが作っているのにJリーグ無しで、海外メーカーの作品にJリーグ収録というのは痛い。これでFIFAに流れるユーザーは多いのではないだろうか。
FIFA17には新モード「The Journey」を搭載。これは、一人のサッカー選手としての人生にスポットを当てたもので、パワプロのサクセスをイメージするといいかもしれない。せっかくコナミはパワプロでサクセスのノウハウを持っているのに、先にFIFA17にやられてしまうとは情けない。
日本人としてはウイイレ2017を押したいところだが、Jリーグ収録、「The Journey」の面白さからFIFA17のほうが優勢だと感じる。両ゲームとも体験版が配信中なので、実際にプレイして決めるのもいいだろう。
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(画像は公式サイトより)
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