任天堂はE3でニンテンドー3DS用の完全新作RPG『Ever Oasis』(英語版タイトル)を発表した。開発は『ファイナルファンタジー』『聖剣伝説』『ゼルダの伝説』などを手がけ、チョコボやモーグリの生みの親としても知られる石井浩一氏のグレッゾ(GREZZO)。発売は2017年予定。
早速トレーラーや石井浩一氏のインタビュー動画が公開されているので、それをもとにゲームを紹介していこう。
主人公は砂漠の中のオアシスに住むタネビト族の長。オアシスを発展させるために様々な冒険に挑む。まずは、オアシスから出てサボテンを刈ったり敵を倒してアイテムを収集。昼や夜など時間の概念もあるようだ。
そしてトレーラーで多くの時間が割かれていたダンジョンが本作の冒険のメインパートの模様。オアシスで誘った旅人の仲間とダンジョンを探索し、プレイヤーが操作するキャラクターをスイッチしながら特技で壁を壊したり、跳ね橋を繋げたり、パズル要素をクリアしながら進む(この辺は『ゼルダの伝説』のパズルを思わせる構成だ)。そして強敵のボスを倒して重要なアイテム「クオーツ」をゲットする。
ゼルダシリーズ最新作の『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』もオープンフィールドで敵を倒してその素材で料理したり武器を奪ったりと本作との共通点が多い。デフォルメキャラクターで可愛らしさが特徴の本作は、プチゼルダ的な位置づけになるのかもしれない。
オアシスでは訪れる旅人と交流したり、トランポリンや回し車で自由に遊べる様子が紹介されている。また、巨大なツリーハウスが主人公の家で、中にはパートナーの水の精霊イスナがいてアドバイスなどをくれる。
狩りや冒険でアイテムを揃えたらショップを建ててアイテムの売買などが可能になる。動画では、ショップで品物が売れるたびに青いドロップのようなものが加算される様子が紹介されていた、そしてそのドロップを使って新しいショップを開店。どうやら、主人公が店先に立って売買するのではなく、素材集め→既存ショップで売買→儲かったら新しい店を開店、という流れのようだ。そして大目標であるオアシスの発展を目指す。
石井氏は、「大切なもの」のために「自分に何ができるのか?」「自分は何をすべきなのか?」をしっかりと考えながら、自分自身を前に進ませることが とても大事なことだと、私は考えています。と、語るように、冒険や街作りなど、いろいろと自由度の高そうなゲームになっている。
(画像は公式サイトより)
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